実務実習環境整備室
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実務実習環境整備室のご案内
 実務実習環境整備室(環境整備室)は薬学部6年制の導入に伴い、5年次に行われる長期実務実習(病院:2.5ヶ月間、薬局:2.5ヶ月間)に関し実務実習先と緊密な連携を深め、さらに学生が充実した実務実習が行えるように調整、および実務実習に行く前の事前実習や直前教育等を行う教室です。

 病院実務実習先としては帝京大学附属病院(板橋・溝口)、契約病院(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県を中心として約65病院)および調整機構病院があり、当教室員は契約病院や調整機構病院先との円滑な進捗状況確認や指導薬剤師との連携を図る目的で年3回ある実習時期の各期に必ず施設訪問を行い医療現場の情報収集や連携をはかります。

 また、薬局実務実習先は調整機構を経由した実習のみとしています。薬局施設との連携のために訪問した担当教員のフォローを行い、積極的に指導薬剤師との交流を深めています。また、本学が独自に開発したWeb支援システム(帝京大学薬学部実務実習支援システム:TJシステム)を運用して、学生からの週報や実習薬局からの進捗報告等の連携に活用しています。このように、病院・薬局の現状を十分理解した上で適切な支援を提供し、円滑な実習が出来るよう努めています。

 実務実習に参加するためには、事前に薬学共用試験であるcomputer-based testing(CBT)とobjective structured examination(OSCE)に合格して「質保証」を担保する必要があります。当教室では実技を中心とした「技能・態度」のレベルを問うOSCEの試験課題である@患者接遇、A、B薬剤調製(水剤、散剤、軟膏等から2課題)、C調剤鑑査、D無菌操作の実際、E情報提供の5課題6ステーションの内、コミュニケーションと服薬指導以外の箇所を担当し学生に指導しております。また、実務実習開始直前にもう一度、再度確認を含めて実技のみの実習を行います。

 円滑な実務実習を願って、相対的に医療薬的技能やモチベーションのレベルを上げ、「質保証」してから実務実習に参加できるように質の保証を目的とした指導をしています。

 これらの業務を行うために、当教室では事前実習や直前実習、病院・薬局実務実習などを通して知識および技能を習得し、薬剤師として医療の現場にふさわしい態度を身につけた学生を育てることを目指しております。


教職員  
教授 渡辺 茂和 講師 渡部 多真紀
教授 鈴木 義彦 講師 村上 勲
教授 下平 秀夫 助手 中村 英里
   
研究員・大学院生
 
 
連絡先
E-Mail:jitsumu@pharm.teikyo-u.ac.jp
TEL: 03-3964-4056