帝京大学薬学部 研究業績 | English
毒性学研究室

研究室紹介
 1.化学物質によるエピジェネティック変異を介した細胞毒性について検討しています。エピジェネティックとはゲノム(DNA塩基配列)変異以外のメカニズムで遺伝子の発現が変化する事で、その主なメカニズムとしてクロマチンを構成するDNAまたはヒストンのメチル化、リン酸化などの化学修飾が知られています。ヒ素化合物によりヒストンがリン酸化、メチル化修飾を受けることを明らかにしており、ヒ素化合物によるヒストン修飾と遺伝子発現・細胞毒性との関連性について研究を行っています。

2.無機ヒ素は生体内でメチル化代謝を受けて無毒化すると考えられていますが、その過程で生じるメチル化ヒ素の中には細胞を分裂期に蓄積させる作用があるものもあります。このメチル化代謝物の細胞分裂停止機構、また分裂期に蓄積した細胞がその後どのような運命をたどるのかについて検討し、ヒ素の毒性発現との関係について研究を行っています。

3.共役脂肪酸による酸化ストレスを介した殺がん細胞効果について研究しています。酸化ストレスは動脈硬化症をはじめとした様々な疾患を引き起こす要因となりますが、この酸化ストレスを上手に利用できれば、がん細胞に対して細胞毒性を示すことで、がん抑制効果が期待できます。共役脂肪酸を将来的にヒトへ応用するために、種々の共役脂肪酸のがん細胞や正常細胞に対する細胞毒性を評価しています。


教職員
教授 鈴木 俊英
准教授 北 加代子
助教 本間 太郎
   
研究員・大学院生