帝京大学薬学部 研究業績 | English
基礎生物学研究室

研究室紹介
〇再生の分子メカニズムの解明
私たちヒトの体の細胞、組織は、再生能力は高くありません。ごく限られた動物だけが、高い再生能力をもっていて、体の一部から全体を再生できます。こういった動物の再生のメカニズムを明らかにしていけば、将来的にヒトに応用し、再生能力を高められるかもしれません。

〇脂肪の分解と燃焼のメカニズムの解明
大きな社会問題である生活習慣病患者の増加を抑えるためには、その発症に関わる肥満の予防と改善が効果的です。脂肪組織には、エネルギーの供給に関わる白色脂肪と熱産生に関わる褐色脂肪があり、これらのはたらきのバランスによって恒常性が保たれています。脂肪の分解と燃焼のメカニズムの解明し、将来的に医療の現場で役立つような成果を目指しています。
 
〇鳥類脳の分子解剖
鳥類の脳は、哺乳類の脳と形態が全く異なるため、対応関係がよく分かっていません。しかし、鳥類は哺乳類と同様に高度な認知機能を持つことから、対応する脳領域があると考えられてきた。哺乳類で、本能、情動、認知機能など様々な脳機能にかかわる神経伝達物質セロトニンの受容体に注目し、鳥類と哺乳類の脳機能の対応関係を解析している。

教職員
教授 山口 真二
准教授 根岸 文子

助教

藤田 俊之
研究員・大学院生